讃岐うどん実践編:プランニングの実例:ぐっさん家

ぐっさん家#199#200「ぐっさん。ひろみちお兄さんと讃岐うどん巡りin香川」

香川の讃岐うどん巡りをするスペシャル版。
ぐっさんが平成レンタカーで車を借りて、弘道さんとうどん店をまわります。
東海テレビにて2007年04月14日と21日に放送。

タイトル通りぐっさんが弘道お兄さんと讃岐うどん巡りに挑むわけですが、情報番組のように「全部食べずに二口三口試食して店を紹介しては次…を繰り返す」ではなく、ホントに映像で見たまんまの内容で食べまくります。
正に香川県外からの讃岐うどん巡りを実践した内容。
今までは『旅×旅ショー』のように店数を絞るか『でぶや』のような「試食型」のどちらかしかなかったので、テレビ番組としては初の試みだったと思います。
放送ではそのぐっさんの食べっぷりにも注目してみてください。

うどん店ぐっさんのうどん弘道お兄さん訪問店メモ
一 山越 釜玉 釜玉 スタッフ推薦店
讃岐うどんの達人登場。
楽しくうどん巡りするコツとして五大メニューを味わうことを、 「四天王+釜玉」の言葉でぐっさんと弘道お兄さんにごまが伝授。 待ちに待った初讃岐うどんに歓喜するぐっさん。
二 がもう かけ かけ スタッフ推薦店
自分でだしをかけるセルフのシステムや、外のテラスでの食事を楽しむぐっさんと弘道お兄さん。 だしの美味しさに感心するぐっさん。
番外 (坂出)山下 -- -- ごま推薦店
撮影スケジュールの都合上、別撮りの紹介のみ。 年季の入った釜を中心とした店内、映画「UDON」に登場する名物お婆ちゃんのカットなどを紹介。
三 百こ萬 しこぶっかけ(白) 抹茶しこぶっかけ ごま推薦店
店主登場。
うどん作りにのめり込んでいったきっかけのエピソードを「うどんは人と人をつなぐ絆」として披露。 オリジナルメニューの「しこぶっかけ(しこ麺)」を堪能するぐっさん。
四 中村 湯だめ (釜あげ) 湯だめ (釜あげ) ごま推薦店
ごま的には「ひやあつ」がオススメだが、ぐっさんの注文は湯だめ(釜あげ)。 やさしい食感を味わうぐっさん。 うどん巡りで自重していた天ぷらがしきりに勧められ、揚げたてのちくわ天が登場するとたまらず、美味しそうに食べた。
五 香の香 冷やし 釜あげ スタッフ推薦店
冷やしのしこしこ感にしみじみ感動するぐっさん。
田尾和俊氏登場。
映画「UDON」のモデルとなったタウン情報誌時代から今に至るまでの讃岐うどん事情をおさらい。
番外 やまうち -- -- スタッフ推薦店
撮影スケジュールの都合上、別撮りの紹介のみ。
店にたどり着くまでの独特の道のりと、そこでいただくシンプルなかけうどんを紹介。
偶然にも数少ない薪釜二店が番外に登場となった。
六 岸井うどん しょうゆかけうどん しょうゆかけうどん スタッフ推薦店
独特の店構えにまず興奮。 シンプルなしょうゆかけうどんのしこしこ感と食べ応えに満足そうなぐっさん。 ひろみちお兄さんはお腹がピンチで腹ごなし体操。 ぐっさんは「こんなに食える時はないから、今日めっちゃ食っとったろ思てね」。
七 はなや食堂 はなうどん(ザル) はなうどん(ザル) ごま推薦店
常連さん登場。
うどん玉を買って帰って自宅でたべる讃岐独特の「玉売り」の習慣や、 落ち着きあるお店の雰囲気などから、 うどんが地元の人の生活に密着していることを感じるぐっさん。
八 もり家 生じょうゆ(冷) 生じょうゆ(温) ごま推薦店
店主登場。
常に打ちたてを茹でて提供することなど、心をこめて手作りするという店主のこだわりの一端を披露。 強烈なもちもち感に目をみはるぐっさん。あまりの美味さにギブアップしたひろみちお兄さんの分まで完食。

(※店データのリンクから「おすすめの讃岐うどん店」各店の詳細ページをみれます。)

「ぐっさん家」話(1) 『釜あげと湯だめ』

「中村」でぐっさんと弘道お兄さんが注文したのは「湯だめ」。
ところが番組ナレーションでは「釜あげ」と言っていました。
これは、注文したのは「湯だめ」で出てきた品物は事実上「釜あげ」だったということです。

「湯だめ」は「釜あげ」の廉価版という認識が主流の現状で、両者の各店の扱い方をパターン分けすると以下のようになります。

  1. 「釜あげ」がメニューにあり、「湯だめ」は敢えて頼めば出る
  2. 「釜あげ」「湯だめ」両方あって値段が違う(釜あげが高価)
  3. 「釜あげ」系のメニューがあり、注文のタイミングによって決まる
  4. 「釜あげ」系自体がメニューにない

「中村」はパターン(3)。他では善通寺市の「灸まんうどん」が採用している方式です。
「中村」の場合、客の注文ペースにピッタリ合わせて麺茹でを行うことと、開店から客がとぎれることがないという状況から、
メニューには「湯だめ」と書いてありますが、実際は「釜あげ」が出てくることになるということです。

なお釜あげと湯だめの違いについては、基本編「メインメニューの一覧」●備考の「釜あげ」と「湯だめ」を参照ください。

「ぐっさん家」話(2) 『雨男ぐっさん』

知る人ぞ知る話ですが、ぐっさんは雨男と言われてるそうです。
偶然の積み重ねでしょうけど、実際ロケではしばしば雨に見舞われてるそうな。

今回番組収録があったのは3月5日。
やはりというか朝から空模様がすぐれません。
高松を出発し何軒かのうどん巡りの後「山越」のある綾川町(旧綾南町・旧綾上町)に入ると、
遂にぽつぽつと降ってきました。風もやや強めです。
結局スケジュール上雨だったのは「山越」の収録時のみで、幸いそのあと天気は回復。
最初の平成レンタカー高松営業所の収録も雨には見舞われなかったとのことです。

私は雨に濡れてぐしゃぐしゃの髪になってしまいました。
ではぐっさんや弘道お兄さんはというと、流石そこは芸能人。
専属のスタイリストが同行されていてガッチリ髪型をキープされてました。
特にロングヘアの弘道お兄さんの髪型が当日の風にもびくともしなかったのには驚きました。

「ぐっさん家」話(3) 『高松駅10:15』

3月5日の朝、高松駅前で番組収録は開始されました。
その最初のカットで高松駅の時計が写っています。時刻は10:15。
実はこれ二度のアクシンデントを経た結果です。

元々、高松駅での収録開始は8:00。一日たっぷりうどん巡りとなる予定でした。
準備を含めると前日には香川入りしなければならないのですが、
収録5日前、前日東京にいるぐっさんのスケジュール調整がつかず、これは断念。
10:00収録開始予定となりました。

ぐっさんは高松空港9:30着の羽田初第1便で香川入り、急いで高松駅に移動し収録開始する段取り。
ところが前述の通り当日の午前中はあいにくの天候。
強風で高松空港到着が遅れてしまったため、10:15という収録開始となったのです。
最初のカットは8:00ないし10:00という切りの良い時刻を見せる演出の名残りでもあるわけですね。

さて既にお気づきの方もいらっしゃるでしょうか。
1店目の山越は空港と結構近い位置関係にあり、空港→高松駅→山越は遠回りになります。
ですが収録ではキッチリ高松駅からスタートしました。
この進行には番組上重要な訳があったのですが、それは次回に。

「ぐっさん家」話(4) 『ぐっさんはガチンコで』

「ぐっさん家」讃岐うどん篇のロケは3月5日の一日だけ。
しかも、ぐっさん自身は当日の最終便で東京へと飛び立つというスケジュールです。
番組を成立でさせるには完全な行き当たりばったりというわけにはいきません。

そんな条件の下、この番組制作では一つのこだわりがあります。
それがぐっさんはガチンコでというスタンスです。
制作スタッフからの指示等は必要最小限に留めることで、
様々な状況でぐっさんがどういうリアクションをするか、全てぐっさん自身に委ねています。

今回のロケで最も懸念されたのは行列。特に「山越」「がもう」のそれです。
上記スタンスゆえ、ぐっさんには行列には並んでもらうことになっていたからです。
このようなロケでは「テレビ取材」と称して行列を飛ばすのが通例で、
讃岐うどんのロケで芸能人が行列に並んだというのは私は知りません
(恰幅の良い人達が登場する某番組のロケでも実際には並ばなかったそう)。 私は「あっても30人位では?」と予想。
映像を見ると10人強という行列で、不安は杞憂に終わりました。
かくして「山越」の行列に並ぶぐっさんと弘道お兄さんという絵が実現したわけです。

空港→高松駅→山越のルートにこだわったのも、
一般の人たちと同じ条件、同じ目線でうどん巡りをするという「スタンス」から、
ぐっさんにはレンタカーを借りるところから始めてもらうのを、
絶対外すわけにはいかなかったということです。

「ぐっさん家」話(5) 『二人で一杯はNG』

「ぐっさんは好奇心旺盛なので、目についた天ぷらをどんどん取るなんてことのないようアドバイスしてください」
注文から食べるところまで私が実際に案内しながら撮影、
という打ち合わせ時点であった案のときにスタッフにそう言われました。
撮影途中にぐっさんがお腹いっぱいにならない為の配慮です。

ぐっさんはガチンコで撮影するという「ぐっさん家」ならではですが、
この話には、更にそれにいたる経緯があります。

「そもそも、一日で10軒うどんを食べ続けるということが本当に可能なのか。」
一日7?8軒はいく私の過去のうどん巡りデータを見ても、スタッフは半信半疑でした。
スタッフに問われた私はこう答えました。
「テレビの撮影という特殊な状況下なので明言はできないが、
ぐっさんの普段の食べっぷりからするに、うどんだけを食べての1日10軒(収録直前まで10軒の予定だった)は十分可能だと思う。
個人的な予想を言えば、10軒食べてへっちゃらにしているぐっさんが見られるのでは」

そしてこう付け加えました。
「ただし万一の場合でも二人で一杯のうどんを分けて食べるなんて映像は絶対にやめてください」
理由は当サイトで説明している通りなので、ここで詳しくは述べません。
この番組のスタッフが素晴らしかったのは、このような意見にも真摯に耳を傾けてくれることです。

今年度の「ぐっさん家」では『学び』の要素を取り入れられましたが、
制作するスタッフにも積極的にその道の人に学ぼうという姿勢が終始感じられました。
ちなみに収録前、ぐっさんは「10軒はいける」と自信満々だったそうです。
そして、その結果は本編の通り。
「もり家」で弘道お兄さんの分まで食べて一日9杯完食となりました。

「ぐっさん家」話(6) 『テレビ番組収録』

今回の放送ではたくさんの店の人がテレビ出演し、ぐっさんや弘道お兄さんと共演しました。
出演にあたってのそれぞれの反応の色々でした。

A店店長「相手が吉永早百合だったら緊張するけどね?」。
はてさて結果やいかに。
B店店長夫人。「弘道お兄さんが来るんですか!」
そっちですか(笑)。
C店。スタッフからのFAXが店に掲示。「ぐっさん来店」とある。
讃岐うどんブームに批判的と聞いていたのでホッ。
D店。話を聞いたご近所さんの人だかり。
整理にあたったスタッフの方々お疲れさまでした。
E店店長「(収録後)ぐっさんと一緒にいた方は誰?」
えええ?。

さて私。当然のごとくテレビ初出演。
ぐっさんと共演という、ファンの方だったら堪らない状況を迎えるわけですが、正直そういう舞い上がった気持ちや緊張感はなかったです。
単純にテレビ出演を体験するという好奇心からの期待感が大きかったです。
なので、ぐっさんに対してうどん巡りを楽しむポイントをいかに伝えるか。
そんなことばかり考えていました。

結果、別の意味で一杯一杯になっちゃいました(苦笑)。
でも制作サイドは慣れたもので色んな意味で上手くまとめてくれます。
ぐっさんは「息のかかった人としか絡めない」なんてこともなく、テレビでみたままの態度で普通に話かけてくれましたし、 スタッフの方もこちらが自然体でいられるよう終始配慮されてました。

実は友人にテレビ取材を受けたことのあるのがいまして。
その時はやらせ全開の収録模様で大変憤慨したと聞かされていたので、内心そういう意味での不安もあったのですが、 終わってみれば実に楽しい一時でした(あっという間だけど)。