2004年09月二日目
三嶋製麺所みしませいめんじょ
坂出市東部にある製麺所。
店には「三嶋製麺所」と書かれている看板があるので発見するのは容易です。
ですが中に入ると客席らしきものが見あたらず少しとまどいます。ここは中で食べられる製麺所のはずですが…。
と、その時奥の方からおばちゃんが出てきたので「食べられますか?」と聞くと、「こっちこっち」と奥へ誘導されます。
そこには6人ほどが座れるテーブルが1つ。正面には冷蔵庫。右手にキッチン。左手には居間が見えます。
…まんま民家の台所です。なんか自分の実家に帰省したような感じ。
扉で仕切られた奥に製麺スペースがあるようで、ちょうど今茹でている模様。かけと醤油を注文して待ちます。
おばちゃんが冷蔵庫を開けて冷水ポットを取り出してお茶をいれてくれます。
キッチンではちくわと蒲鉾を準備しています。かけの具のようです。
できあがってきました。醤油の方はいわゆる卓上の醤油差しを使います。
麺はツルツルではなくて素朴な感じの麺で、その割に硬さは感じさせず、というかどちらかというと柔らかめで美味しいです。
テーブルの上には竹輪天とエビ天が盛られた皿にラップがかけてあって「オプションかな」と思ったのですが、
食べていると若い大将(?)がラップをはずしてくれて「サービスですのでどうぞ」と勧めてくれました。
せっかくなので竹輪天一本頂きました。
店の人の応対といいシチュエーションといい、温かい雰囲気の中で食事をすることができて満足しました。
あとテーブルの上にはいなり寿司があって評判の一品らしかったのですが、これから何軒も回るということで泣く泣く辞退しました。
次回訪問の際はぜひ食べたいと思います。
※駐車場はありませんので訪れる際は迷惑のないようにしましょう。
長楽ちょうらく
宇多津町にある製麺所。
県道33号坂出と宇多津の境目、坂の頂上の交差点を入ってすぐ見えてくる店がそうです。
駐車場は7台分と台数はそれなりですが入り口が絞ってあるので入庫に若干手間取ります。
お店は角のところにあって、道路との仕切りがなく入ってすぐのところが長テーブルの客席。オープンテラスのような状態です。
地元民らしき人達が入れ替わりにやってきては昼食を済ませていきます。
中には店のおばちゃんと長話しているお客さんも。
メニューはかけのみ。麺の入った丼を受け取って、自分で熱い・冷たいどちらかのダシを入れるシステムです。
麺は硬めで細い。まっすぐでシャープな麺型が特徴的です。
これからが混み出す時間帯だからか沢山並んだ天ぷらが壮観。客席の正面には天ぷらを揚げるスペースも巨大に見えます。
食べている途中、出たり入ったりと忙しそうな大将。
いくつかの紹介記事で見た通り、眼鏡がトレードマークのフレンドリーな印象。グレーのTシャツもトレードマークでしょうか。
まったりとした良い雰囲気な一時でした。
カントリー
駐車場から見た看板
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琴平町にあるセルフ店。
丸亀?琴平の裏メインルート(ホント良く通ります。便利です)である県道206号沿いにあります。
黄色い看板が目印。かつては「セルフうどんカントリー」の文字は黒色だったようですが、現在はカタカナの部分は赤色になってます。
店名は「国」ではなくて、故郷とか(特にアメリカの)田舎という意味合いから来ているのかと思われます。
看板の上には黄色い回転灯が二基。回っていれば営業中。看板さえ見逃さなければ分かりやすいです。
過去二回うっかり定休日に当たってしまい、三度目の正直の今回が念願の訪問。
取材拒否の店とのことで、私の知る限りどのガイドブックにも載ってませんが、伝え聞く評判は上々。
少しの緊張と期待を胸に店内に入ると「いらっしゃいませ」と店員さんたちの温かみのある声。緊張もほぐれます。
店内は昼の混雑が一段落したような雰囲気。
「ざる。待ち時間あり」の張り紙がカウンター前に張られていたので、ざるとかけを注文。
すると麺はすでにゆで上がったのがあったようで、ざるもそちらから盛られました。正直内心ガッカリ。
ところが食べてみてビックリ。柔らかくて適度なモチモチ感と伸びのあり、素晴らしく美味しいです。
というか最初は作り置きの不安もよぎっていたのですが、充分以上に美味しい麺で「ごめんなさい。恐れ入りました」と感服しました。
ぜひ再訪問させていただきます。
香川屋本店かがわやほんてん
綾歌町にあるセルフ店。
製麺業の老舗サヌキ食品が2002年にオープンさせたアンテナショップ。
瓦屋根の日本家屋風の建物が国道32号沿いにどっしりと居を構えています。
時刻は14:30。昼食時間としては遅い時間帯にも関わらず、
20台以上たっぷり置ける駐車場は出たり入ったりする車でごった返してます。
中に入ってみると木の椅子とテーブルの客席が壮観。店内はよほど清掃が行き届いているのか外観同様に美しく維持されていて好感がもてます。
来客に合わせて声を上げる店員さんたちの声もいい感じです。
客席は以前は四人がけのテーブルがそれぞれ島になってましたが、今は横につなげられている分客席数が増している模様。
このことからも人気の高さが伺えます。
釜ではまだまだ麺茹でが続いていてしばし待ち時間。この時間帯で茹で立てに当たって却ってうれしくなります。
かけと釜あげを注文。
麺は純白で透明感があります。弾力・コシはしっかりあって美味しいです。
こんな時間帯でも客で賑わう店内。観光客から地元らしき人まで人種も様々。
三島製麺所
琴南町にある製麺所。
国道438号、あの谷川米穀店に向かう途中にあります。
看板もなく場所が非常に分かりにくいこの店なのですが、数台分の駐車場はあります。
今日が7回目の訪問。いつもは朝の開店時刻に訪れるのですが、
今日は他店の巡回に時間を使ったため、お土産用生麺購入のために訪れました。
入り口には「下にいます」との掛札。
この店はちょっとした傾斜地にあるのですが、この「下」にあるのは素麺を作る製麺場。
ここは元々素麺作りの老舗なのです。
不在を示す掛札にも関わらず店内には人の気配がするので、恐る恐る扉を開けてみると店のおばちゃんがいます。それも麺を茹でている途中。
予定通り生麺を16玉分頼みますが、待っているうちどうにも我慢ができなくなって結局「熱いの」を注文。
茹でている時の注文なので「釜あげ(状態)」となります。
メニューは醤油のみ。熱々のうどんに醤油をかけると香ばしくなって、うどんの食感もモチモチ感を増幅してくれます。
お気に入りのお店で予想外の出来たてを食べられて満足することができました。
こんぴらうどん 工場店
琴平町にある製麺所。
県道208号、琴平の旅館街を貫く大通りから奥に入ったところにあります。
通りからの進入は二通りありますが、南側から進入する場合は一方通行が絡むので要注意。
今回は北側から鋭角に曲がって進入するルートを選択。
狭い道を入っていくと中型の配送トラックと3台すれ違いを経て店に到着です。
店内には全15席ほどのテーブル。カウンター越しに製麺所で見られる自動の大型釜が見えます。
訪れた時間ゆえ製麺所内は既に清掃・洗浄が行われています。
かけと醤油を注文。
茹でてから時間が経っているようでしたが、できたて時のコシが伺える食感は残っていました。
こんぴらさんの参道に本店があり、そちらは一般店なのですが、ここはセルフの分値段もリーズナブル。
醤油も特製醤油を使ってますので、時間帯を外さなければ満足できそうです。