2004年09月一日目
むさし
丸亀?宇多津?坂出の県道33号ルートはよく通るので前から気になってた店。
達人には「行くなら昼時」とアドバイスされていたので、タイミングもバッチリ。
一般店ですが、店内は意外とこぢんまりしています。そして客席の奥にはパソコンが鎮座。
インターネット販売の草創期から讃岐うどんの通販をいち早く取り入れ成功したそうで、力を入れている様子がうかがえます。
きざみうどんとしょうゆうどんを注文。
きざみうどんは生姜の利いたあっさりだし。長めに切ったネギと刻んだ油揚げがたっぷり入っていてボリュームがあります。
しょうゆうどんは鰹節と大根おろしが麺の上にのっていて、薬味にネギと生姜。
テーブルの上のしょうゆとポン酢をかけて頂きます。
麺は細めでどちらかというと柔らかめ。
自分達の次のお客さんに釜あげが当たっていたので、そっちだったらまた印象は違ったかもしれません。
さぬきや 丸亀店
昭和49年創業の老舗の一般店。
60席と広い店内は地元民らしき人達でほぼ埋まっています。
釜あげが一押しのメニューのようで、壁に貼ってあるメニューも釜あげは大きな字で書いてあります。
その釜あげと、同じく大きく書かれているざるを注文。
周りを見渡してみるとほとんどの人が釜あげを食べてます。やはり人気メニューのよう。
混雑にあわせてどんどん茹でているらしく、釜あげも三分ほどで運ばれてきました。
釜あげもざるも見た目かなりの量に見えます。後で分かったことですが、やはり二玉分でした。
麺は太めで硬め。引き締まった感じで、食べ応えがあります。
量の多さとあわせてお腹一杯になりました。
亀八かめはち
2004年8月オープン、善通寺の新店。新店らしく中はきれい。
中に入ると客席で誰かが手を振っています。なんと百こ萬の大将がうどんを食べている。しばし会話。
丁度ゆで上がり直前だったため、注文してしばらく待つことにします。
注文したのはざるとぶっかけ。
麺は硬めで弾力がありました。
さぬきやの後だけに量が少な目に感じられました。食べ歩きに手頃とは言えます。
元祖ぶっかけうどん 味見亭あじみてい
2004年8月オープン、丸亀の新店。JR讃岐塩屋から徒歩でも行けます。
店に着いてまず度肝を抜くのが「元祖ぶっかけうどん」の看板。
ぶっかけの起源は未だ判然とせず、あの山下でさえ全店制覇本には「自称元祖」という扱いだからです。
店内に入るといかつい大将がお出迎え。目つきが厳しく内心びびりますが、話すときは普通に喋ってくれます(当たり前か)。
ぶっかけとひやかけを注文。
ぶっかけは干し椎茸、刻んだ油揚げ、天かす、刻みノリ、ネギが盛られていて、ぶっかけのもう一つのルーツである「具だくさん」の印象。
表の看板はそのことを示しているのかもしれません。
ぶっかけは椎茸の旨味が利いていて、独特の味わい。
何より麺が独特。グミグミした食感で中村を連想させます。個人的に好みな麺。同行の達人にも好評です。
「このタイプの麺は作り置きに当たると厳しいので、回転の良い時間帯が狙い目」とは達人の弁。
牛すじうどん、中華そば、ホルモン丼などメニューはバラエティ。
うどんは麺切れ次第終了ですが、定食類は夕方以降もありとのこと。
丸幸まるこう
宮武系の新店。
「ネギが無くなったら客が自ら裏の畑に取りに行く」という逸話がある「なかむら」。
ネギを自分ではさみで切って入れる「赤坂製麺所」。小さな山の上に入っていく「やまうち」。
この店に行くならこれらの店をクリアしてからの方が面白いです。
あと、オーナーはギフトショップも経営している「社長」であるというのも頭に入れておきたいところ。
店の入り口には「あつあつ」「ひやあつ」と書かれた板がありますが、
この店は宮武系のお店なのでこれはデフォルト。とはいえ板の巨大さが味を出してます。
大将は宮武で修行したそうで、麺の印象も宮武系の感じがします。
セルフの店内は一見手作り和風ですが、実はゆったりとした贅沢な空間。
食後のためのコーヒー(100円)もあって居心地は抜群。これって もかさんの要望に応えたものなのでしょうか。
色々ネタが満載で、非常に楽しいお店です。
冨永とみなが
左は冨永の玄関。
一見民家だが、 のれんがある通りうどん屋。 上はうどん。あつあつを注文。 |
ここも宮武系の新店。
家に上がっていく感じのつくりなのに土足で入っていくところが変わってます。
しかもカウンターの前が座敷で、ここは土足厳禁。一般店のように落ち着くこともできます(ほどほどに)。
注文はあつあつとひやあつ。
ここは二回目の訪問で、前回茹で時間を間違えられる(硬過ぎ)という目にあったのですが、
今回は速攻で出てきました。今度は作り置き…。
店を出てすぐ達人が開口一番「ごまちゃん、この店と相性悪いね」。
すごく美味しいと評判の店で、達人のお墨付きもあるので、次回は時間帯を選んで行くことにします。
右が醤油うどん。