讃岐うどん巡り体験コラム:006

讃岐うどん巡り体験コラム:006

『全店制覇』ってそんなに偉いの?

「気になるブログ記事を見ました。
難行苦行の修行の日と題したその記事には、パチンコ屋の併設店とチェーンのうどん店が紹介されているのですが、問題はその冒頭。
「気が進まないけど行かないと仕方がない。パチンコ店ツアー」という一文がそれ。

食べてみて美味いの不味いの言われるのは、食い物屋としても甘受すべきです。
ですが不味いのが分かってて気乗りしないと断りつつ行くというのは何様でしょう。
だったら始めから行かなければいいだけのことです。
気が進まないと言いながら押し掛けられる店。その店が好きで利用している客。
そういう人の気持ちは? その人が記事を見たらどう思うでしょうか?
想像力が欠如していると言わざるをえません。

私もサイトをはじめて5年になり、それなりの評価を実感していますが、それは趣味を生かしたサイトという形が見る人の役にたっているからで、過程である讃岐うどんの食べ歩きという点は、自己満足以上の評価を求めてはいないし求めるべきでもないと思います。
この記事にはそれと対極のスタンスを感じます。

ブログが隆盛を極める今、たやすくなった情報発信により讃岐うどんが趣味として確立された感があります。
その一方で「食べることより、知識を得ることやそれを披露することの方が大事」と考えているとしか思えないような言動も散見されます。
残念なことです。」

過去の雑感記事の引用です。2008年の記事になります。